コリドラスを飼育するときは、水槽の中に水草を入れずに飼育することが多いです。
まだコリドラスの飼育初心者の人の中には、どうして水草を入れないのかわからない人もいるのではないでしょうか。
ここでは、コリドラスを飼育する時に水槽に水草を入れない理由と、水草を入れたい時の入れ方のポイントについてお伝えします。
また、水槽に水草を入れる時におすすめの水草についてもご紹介します。こちらも併せて参考にして、コリドラスの飼育を楽しみましょう。
コツを掴むことで、水草を入れて飼育できるようになりますよ。
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コリドラスを飼育する水槽に水草は入れない
コリドラスは水槽の底の方で生活をしている魚です。底の砂を突いてエサを探す習性がありますので、水槽の底を水草で覆ってしまうと、底砂をつつくことができなくなってしまうのです。また、水草を植えてもすぐにつついてしまうため水草を育てるのが難しくなります。
水草の種類によってはコリドラスとの相性が悪いものもあります。成長速度が遅い水草なら根をはる前にコリドラスに掘り起こされてしまいます。水草を入れても育つ前に掘られてしまいますので、水草を入れてもあまり意味がなく楽しむことができません。
コリドラスの水槽に水草を入れたいときは
コリドラスは底砂をつつく習性があるので、底砂に水草を埋めてもすぐに掘り起こされしまいます。
コリドラスの水槽に水草を植えたい場合は、底砂に直接植えるのではなく、流木などを利用する
流木を使うと底砂を突っついても水草に影響がありません。水草が流木から離れて浮いてしまうこともありますので、釣り糸などを使ってしっかりと流木につけておくようにします。
また、コリドラスは水槽の底で暮らしているため、底砂は定期的に変えて清潔にしておく必要があります。底砂に直接水草を植えていると掃除も大変になりますが、流木を使った場合なら流木ごと動かすことができるので、掃除もしやすくなります。
水草を直接植えたい場合は、あらかじめ水草を水槽内に植えておき、根が付いてからコリドラスを水槽に入れるのがコツです。
根付いていると、コリドラスに掘り起こされる被害も少なくすることができます。
コリドラスの水槽に水草を入れるときは
コリドラスの水槽に水草を植えたいと考えいる場合は、水槽の底全体が緑の絨毯になるのは避けてください。
コリドラスは砂の中に口先を入れる習性があるので、砂だけのスペースも必要です。コリドラスを飼育するための水槽なら、コリドラスの習性に合わせたレイアウトにすることが大切です。
植える水草にも注意が必要です。根がしっかりはっていないうちはコリドラスに掘り起こされてしまいます。なので成長が遅いものよりは成長が早い方がオススメです。
また、コリドラスは水草の陰に潜んで休んだりするので、葉の大きいものがおすすめです。隠れ家としても使うことができるような水草を選ぶようにしてください。
コリドラスの水槽に入れることができる水草・ミクロソリウム
コリドラスの水槽に水草を入れるのなら、ミクロソリウムがおすすめです。
ミクロソリウムはシダの一種で、丈夫で肥料も必要ありません。初心者でも枯らすことなく育成することができます。
水槽の環境によって成長具合が変わり、大きな水槽で照明を強めにすると大きく育ち、小さめの水槽で照明も弱くすると小さいままです。コリドラスが隠れ家として使えるようにミクロソリウムを大きめにしたい場合は、照明を強くして二酸化炭素も添加すると良いです。
丈夫なミクロソリウムですが、気をつけたいのは水温です。低温には強いですが、高温に弱い性質があるため、水温が30℃を超えないように気をつけてください。適温は22~27℃くらいになります。
コリドラスの水槽に水草を入れたいときは葉っぱが大きいものがおすすめ
コリドラスは物陰に潜んで休むことがありますので、水槽の中に入れる水草なら葉が大きいものを選んで、コリドラスがリラックスできる場所を作ってあげると良いです。
エキノドルス・オゼロットもおすすめの水草です。エキノドルス・オゼロットは根張りが強いので、コリドラスに引っこ抜かれることはありません。しっかりと根がついたところで水槽内にコリドラスを入れてください。植え替えはあまり向かないので、コケがついた葉や古くなった葉はこまめにカットするようにしてください。照明を明るめにするとキレイに育つので、水槽の中も明るく見えます。尖った葉が特徴ですが、大きさがあるのでコリドラスの隠れ家にも十分です。